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※こちらは「情報編」です。「書評編」もお見逃しなく!!
児童文学翻訳学習者による、児童文学翻訳学習者のための、
M E N U
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出版社研究 第18回 |
―― 早川書房 ――
出版社研究18回目にあたる今回は、ミステリやSFで多くの実績をもつ早川書房。その早川書房が今度は児童書の分野にも登場した。10月から、〈ハリネズミの本箱〉と冠して、『モリー・ムーンの世界でいちばん不思議な物語』、『ぬいぐるみ団オドキンズ』の2冊を皮切りに、続々と楽しい本が出版されている。新しくできた児童書編集部の大黒かおりさんに、児童書刊行にいたるまでの流れ、読者の反応など、お話をうかがった。 |
◆会社概要 〜 SF・ミステリから児童書にいたるまで
早川書房は、1945年8月創業した。創業後、はじめての出版物は演劇雑誌「悲劇喜劇」。その後数年間は雑誌と演劇書中心の出版となる。8年後の1953年に新書判「ハヤカワ・ポケット・ミステリ・シリーズ」が刊行開始され、1957年に同じく新書判の「ハヤカワ・SF・シリーズ」がスタート。こうして、現在の早川書房の代名詞ともいえる、ミステリとSFの柱ができていった。今も根強いファンがついている、「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」(現在の「ハヤカワ・ミステリ・マガジン」の前身)は1956年に、「SFマガジン」は1959年に創刊されている。また、この分野だけではなく、他のジャンルも幅広く出版している。短篇小説の面白さを認識させるシリーズとして、ロアルド・ダール、レイ・ブラッドベリなどの作品を収録した「異色作家短篇集」。エンターテインメント、コンテンポラリー・ライターズ(文芸)に分類される「ハヤカワ・ノヴェルズ」。ノンフィクション・シリーズの「ハヤカワ・ノンフィクション」「ハヤカワ・ポピュラー・サイエンス」。そして、多数ある文庫には多くのファンタジー作品も含まれている。
児童書分野への参入は早いうちから検討していた。翻訳ものが出版物の9割を占めている同社だけに、海外の作家とのつきあいも深く長い。小説やミステリなど、大人向けに長く書いていた作家には、子ども向け作品も何作かある場合が多いという。作家からよい作品を紹介されても、児童書部門がないため出版に至らず、悔しい思いをしたことが重なっていた。そこで、20年ほど前から児童書編集部発足の話が出始め、少しずつ準備が始まる。後押ししたのが、1978年に刊行された『アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス/小尾芙佐訳)、そして、1996年に出版された『シーラという子』(トリイ・ヘイデン/入江真佐子訳)の2冊だ。これらの本は大人向けだったにも関わらず、小・中学生からの反応が多くかえってきた。若い読者の反応から、彼らに、より広く楽しんでもらえる本を出していこうと、昨年11月から正式に編集部を置き、今年10月に最初の2冊が出版される運びとなる。
◆出版傾向 〜 楽しさあふれる児童書を子どもたちに
児童書編集部は3人のメンバーで構成されている。3人とも、児童書編集の経験ははじめてだ。今回お話を聞かせていただいたのは、その中の1人である大黒さん。昨年11月以降、「山のように本を読みながら」(大黒さん)、最初に出版する本を選ぶところから、児童書編集部としての仕事がスタートした。
「今の子どもたちは本を読まなくなったと言われますが、楽しい本を待っているのではないでしょうか」と大黒さん。読後感がつらい、重いものにならない作品、ファンタジーな要素をもち、とにかくおもしろい本をと、選びに選んだ本が、今年12月までに刊行される6冊だった。
英国で出版前から話題を呼び“女の子版ハリー・ポッター”と称された『モリー・ムーンの世界でいちばん不思議な物語』(ジョージア・ビング/三好一美訳)。「出版前に見せていただいたプルーフ(出版前に販売促進用として関係者に配られる見本)の時点で、かなり力が入っているなと感じました。ふつう、プルーフは挿し絵も何もないのですが、これは凝った表紙がつけられていたんです。内容もとてもおもしろかった」(大黒さん)439ページもの厚みのある本だが、小学校2年生から「すごくおもしろかったです」という読者カードがきているという。読者層としては、小学校の中学年から高学年をターゲットにした通り、その年代からの感想が最も多い。売れ行きもよく、発売から1か月足らずで増刷という快挙だ。
もう1冊、シリーズの皮切りに出版されたのは、ベストセラー作家クーンツ初の児童書、『ぬいぐるみ団オドキンズ』(風間賢二訳)。魔法のぬいぐるみオドキンズと、悪いおもちゃたちとの戦いがくり広げられ、ハラハラドキドキ。どの本の装幀も目をひくものがあるが、何かポリシーはあるのだろうか。「子どもが読む本だからと、目線を下げることのない本作り、内容も装幀も含めてですが――をしていきます。書店の方から児童書らしくない装幀ですねと言われたことがありますが(笑)、子どもに迎合しない本作りの結果、そう見えるのかもしれません。気をつけたのは、書店や図書館の本棚にあっても見つけやすいように、シリーズのキャラクターであるハリネズミを背表紙につけたことです」そう、この早川書房児童書は、ハリネズミが目印。子煩悩で、餌をためこむ習性が古来「知識」と「賢さ」と「豊かさ」の象徴とされている。このハリネズミに、子どもたちへ読書という体験を通じて、心豊かに成長してほしいという願いがこめられている。
◆今後の出版予定 〜 人気作家の話題作や心に染み入る本を
11月には、『名探偵カマキリと5つの怪事件』(ウィリアム・コツウィンクル/浅倉久志訳)、『おはなしは気球にのって』(ラインハルト・ユング/若松宣子訳)の2冊が刊行された。前者は、シャーロック・ホームズばりの虫探偵が活躍するユーモア・ミステリ。登場する虫たちは50匹以上で、それぞれが個性ゆたかな面々だ。後者はドイツのメルヘン。あたたかいだけではなく、人生の厳しさも感じられる物語となっている。
『サーカス・ホテルへようこそ!』(ベッツィー・ハウイー/目黒条訳)は、翻訳者の方から原書が出版される前に持ち込まれた物語。今のところ、日本でしか読めないものだ。「翻訳後に、何人かに読んでもらったのですが、女の子をもつ親の方には、すごく感動されました」とのこと。こうして、ラインナップをみていくと、ユーモア・ミステリあり、メルヘンあり、今後出版予定のものには、デンマークのファンタジー作品も入っている。共通するものは「楽しさ」。編集者の目に留まる作品選びが大変のようだ。
「英語以外の作品には弱いので、おもしろい物語が、英語圏以外に埋もれてはいないかと、常に探しています。また、子ども向けミステリ・SFもぜひ出版したいと思っています。シリーズで5〜6冊位のものがいいですね。それと、いままで大人の本を書いてこられた、海外の作家の方にも、ぜひ児童書を書いてほしいと思っています」。
早川書房の出す、子ども向けのミステリやSFなんて、想像するだけで大いに期待してしまう。また、「児童書をやるからには、いつかは絵本もと考えています」。楽しい読み物の世界が絵本にまで広がるのだろうか。どんな作品を出していくか、これからも注目したい。
最後に、翻訳者をめざす人たちへのアドバイスをうかがった。
「子どもの本は、大人の本以上に日本語の表現力が必要になってきます。今回の翻訳も、ほんとうに日本語が上手で大人の本も訳せるが、子どもにもわかりやすく、それでいてイメージ豊かな文章を書ける方にお願いしました。言葉を選ぶ上での制約も多い中で、物語を楽しく訳していただけるよう、豊富な語彙、難しくない言い回しなど、工夫してほしいです」
早川書房 住所 〒101-0046 東京都千代田区神田多町2‐2 |
(取材・文/林さかな)
▼早川書房新刊案内はメープルストリートでも御覧になれます。(12/17更新予定)
http://www.litrans.net/maplestreet/p/hayakawa/index.htm
ミニレビュー |
『ぬいぐるみ団オドキンズ』 ディーン・R・クーンツ文/風間賢二訳 早川書房 本体1,600円 2002.10 317ページ "Oddkins" by Dean.R.Koontz Warner Books, 1988 |
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ある嵐の夜のこと、魔法の命をもつぬいぐるみ団オドキンズは、テディベアのエイモスのリードで、おもちゃ工房をとびだした。おもちゃ職人が亡くなったのだ。6体のオドキンズは、職人が後継ぎに決めたおもちゃ屋さんを呼ぼうと一心に街へ急ぐ。そして、途中、激しい雨風にみまわれたり野良犬や野良猫に襲われたりしながらも、トラックに潜りこんでなんとか街までたどりついた。ところが、凶悪な男を後継ぎにしようとたくらむ悪いおもちゃたちが、行く手に立ちはだかる。近くのデパートに逃げこむオドキンズ。でも、ウサギのスキッピイが悪いおもちゃたちにつかまってしまって……。
善と悪をくっきり描いたシンプルな筋立て。スリル満点の筆運び。愛と勇気というテーマ。この本には、そんな正統派の児童書の魅力がいっぱい詰まっている。作中、文学クマのエイモスがそこここで唱える詩や、作者の愛読書だった『たのしい川べ』などの子どもの本の話題がでてくるが、そのなかに作者自身の童心が垣間見られて深い共感を覚えた。作中、本物の動物への憧れを抱くオドキンズの行く末は、いったいどうなるのか――ふと気づくと、わたしも子どものころに返ったような気持ちでページを繰っていた。この物語は、大人も子どもも素直に楽しめる極上のエンターテインメント作品だ。
出版者研究(早川書房) 『ぬいぐるみ団オドキンズ』 展示会情報 セミナー・講演会情報 世界の児童文学賞(ラサリーリョ賞) 読者の広場 MENU |
展示会/セミナー・講演会情報 |
―― 展示会情報 ――
◎都立中央図書館「しかけ絵本の展示会」 | |
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所在地: | 東京都港区南麻布5-7-13 1階 エレベータホール横 |
電 話: | 03-3442-8451 |
会 期: | 平成15年1月8日(水)まで |
休館日: | 会期中の休館日は12/15,23 12/28〜1/4まで |
入場料: | 無料 |
内 容: | 図書館が所蔵しているしかけ絵本の中から、立体が飛び出す「ポップアップ絵本」や造形的に美しい作品を選んで紹介する。資料提供は多摩図書館。 |
参 考: | http://www.library.metro.tokyo.jp/15/15300.html |
◎日本橋高島屋「生誕100年記念 国際アンデルセン賞画家 アロイス・カリジェ展」 | |
所在地: | 東京都中央区日本橋2−4−1 |
電 話: | 03-3211-4111 |
会 期: | 12月23日(月・祝)まで |
休館日: | 会期中は無休 |
入場料: | 一般800円 大学生・高校生600円 中学生以下無料 |
内 容: | 国際アンデルセン賞画家、アロイス・カリジェの生誕100年を記念して行われる作品展。絵本の原画から油絵、ポスターの原画まで約150点を展示する。 |
参 考: | hhttp://www.takashimaya.co.jp/tokyo/index.html |
◎なんば高島屋グランドホール「生誕100年記念 国際アンデルセン賞画家 アロイス・カリジェ展」 | |
所在地: | 大阪府大阪市中央区難波5-1-5 |
電 話: | 06-6631-1101 |
会 期: | 平成14年12月27日(金)から平成15年1月13日(月)まで |
休館日: | 平成15年1月1日(水) |
入場料: | 一般800円 大学生・高校生・中学生600円 小学生以下無料 |
内 容: | 日本橋高島屋で開催される「アロイス・カリジェ展」の巡回。 |
参 考: | http://www.takashimaya.co.jp/osaka/aroisu/index.html |
◎名古屋三越栄本店「ブルーナ絵本100冊目 出版記念 ディックブルーナ100展」 | |
所在地: | 愛知県名古屋市中区栄3-5-1 |
電 話: | 052-252-1111 |
会 期: | 12月18日(水)から12月25日(水)まで |
休館日: | 年内無休 |
入場料: | 一般・大学生600円 高校生・中学生 400円 小学生以下無料 |
内 容: | ミッフィーなどのキャラクターで人気のディック・ブルーナの展示会。 |
参 考: | http://www.mitsukoshi-nag.co.jp/pickup/ |
◎ジェイアール京都伊勢丹「ブルーナ・ミュージアム展」 | |
所在地: | 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 |
電 話: | 075-352-1111 |
会 期: | 平成15年1月29日(水)から2月16日(日)まで |
休館日: | 2月4日(火) |
入場料: | 一般(高校生以上)600円 中学生・小学生300円 |
内 容: | ディック・ブルーナの展示会。スケッチや絵本の原画などを展示(名古屋三越栄本店とは内容が異なります)。 |
参 考: | http://www.wjr-isetan.co.jp/Kyoto/index.htm |
◎ジェイアール京都伊勢丹「リスベート・ツヴェルガー絵本原画展」 | |
所在地: | 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 |
電 話: | 075-352-1111 |
会 期: | 平成14年12月26日(木)まで |
休館日: | 会期中無休 |
入場料: | 一般(高校生以上)600円 中学生・小学生300円 |
内 容: | デビュー25周年を迎えたオーストリアの絵本画家、リスベート・ツヴェルガーの原画展。初期から近作にいたるまで110点を展示する。 |
参 考: | http://www.wjr-isetan.co.jp/Kyoto/index.htm |
(瀬尾友子)
出版者研究(早川書房) 『ぬいぐるみ団オドキンズ』 展示会情報 セミナー・講演会情報 世界の児童文学賞(ラサリーリョ賞) 読者の広場 MENU |
―― セミナー・講演会情報 ――
◎東京子ども図書館 福井信子氏・湯沢朱美氏講演会「デンマークの中世はお話の宝庫」 | |
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講 師: |
福井信子(東海大学文学部講師) 湯沢朱美(家庭文庫「ポケット文庫」主宰) |
場 所: | 東京子ども図書館(〒165-0023 東京都中野区江原町1-19-10) |
日 時: | 平成15年1月31日(金)14:00〜16:00 |
参加費: | 一般2000円 賛助会員1500円 |
定 員: | 50名 |
申込み: | 往復はがき1人につき1枚に、講座名、氏名、住所(郵便番号も)、電話番号(昼の連絡先)、会員か否かを記入して同図書館へ申し込む。12月24日(火)必着。定員を超えた場合は抽選。 |
◎クレヨンハウス 子どもの本の学校「物語と子どもたちと演劇と」 | |
講 師: | 岡田淳(児童文学作家) |
場 所: |
クレヨンハウス東京店(東京都港区北青山3-8-15) 劇団ひまわりビル(大阪府吹田市江坂町1-18-2) |
日 時: |
東京 平成15年1月18日(土) 大阪 1月11日(土) 16:00〜17:30 |
参加費: | 2500円(会員は無料) |
定 員: | 東京 120名 大阪 150名 |
問合せ: | 東京店(TEL 03-3406-6492) 大阪店(TEL 06-6330-8071) |
その他: | 非会員は、当日の朝11時から子どもの本売場にて販売される当日券を購入。会員のみで定員に達した場合は立ち見になることもあり。 |
(竹内みどり/吉村有加)
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世界の児童文学賞 第21回 |
―― ラサリーリョ賞(スペイン) ――
〜スペイン児童文学を支える歴史ある賞〜
名 称 : | ラサリーリョ賞(Premio Lazarillo) |
対 象 : | スペイン国内で使用されている言語(※)で書かれた未出版作品 |
部 門 : | 作家部門/画家部門 |
創 設 : | 1958年 |
主 催 : | スペイン児童・ヤングアダルト文学協会(Organizacio´n Espan~ola para el Libro Infantil y Juvenil:OEPLI) |
後 援 : | スペイン文化教育省(Ministerio de Educacio´n y Cultura) |
関連サイト: | http://www.oepli.org/ |
※スペインでは、現在大きく分けてカスティーリャ語(標準スペイン語)、カタルーニャ語、ガリシア語、バスク語の4言語が使用されている。
1958年より続くスペインで最も歴史ある児童文学賞。創設は、現主催団体の「スペイン児童・ヤングアダルト文学協会(OEPLI)」の前身である「スペイン国立文学研究所(Instituto Nacional del Libro Espan~ol:INLE)」の児童書委員会。1986年に INLE が解散した際、OEPLI が賞の運営を引き継ぎ、現在に至っている。
スペイン及びラテンアメリカ全土の作家、画家の応募による未出版作品が対象だが、作者の経歴は問われない。受賞作を可能な限り出版することで、児童書出版事業を支援し、優れた作品を普及させるのが目的である。また1997年以降は、1年ごと交互に、児童(12歳未満)向け作品とジュブナイル(12歳以上)向け作品を対象に行っている。
審査員は、作家、画家部門ともに、それぞれ OEPLI 総長、文化教育省担当委員に加え、上記4言語の主な使用地区で分けられた OEPLI の支部代表の計6名から成る。
◆2001年の受賞作家・画家 <作家部門> ●Ana Mari´a Ferna´ndez(アナ・マリア・フェルナンデス) "Amar y Otros Verbos" で、本賞初の詩集での受賞を果たす。ガリシア語の詩人・作家・翻訳家として精力的に活動し、数々の文学賞を受賞している実力派。 <画家部門> ○Sau´l Oscar Rojas(サウル・オスカル・ロハス)
"Los Siete Domingo" で受賞。アルゼンチン出身、在住。美術学校卒業後、大学で教職に就き、1984年から子どもの本のイラストを手がける。 |
◇過去の主な受賞作家・画家 <作家部門> ●Concha Lo´pez Narvaez(コンチャ・ロペス・ナルバエス) 1984年に "El amigo oculto y los espi´ritus de la tarde" で受賞。同賞以外もこれまでに国内で数々の児童文学賞を受賞、1992年には国際アンデルセン賞のスペイン代表候補となった。邦訳に『約束の丘』(宇野和美訳/行路社)がある。 ●Jordi Sierra i Fabra(ジョルディ・シエラ・イ・ファブラ) 1999年に "Los hombres de las sillas" で次点入賞。他にグラン・アングラール賞など、数々の児童文学賞を受賞。邦訳に『ビクトルの新聞記者大作戦』(宇野和美訳/国土社)がある。(参考サイト:http://www.sierraifabra.com/) <画家部門> ○Asuncio´n Balzola Elorza/Asun Balzola(アスン・バルソラ) 1965年に "Cancionero infantil Universal" で受賞。1985年、1987年にブラティスラヴァ世界絵本原画展で金のりんご賞に輝き、1992年には IBBY(International Board on Books for Young People:国際児童図書評議会)優良作品作家に選ばれる。邦訳に『かちんこちんのムニア』(宇野和美訳/徳間書店)などがある。 |
※編集部注:本文中のアセント(´)、ティルデ(~)は、直前のアルファベットにつく。
(森久里子/井原美穂)
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